Vol.113 ダイニングチェアのミックス術

Vol.113 空間づくり・コーディネート

ダイニングチェアは「バラバラ」が今の気分。
あえてそろえない上級テクニック

異なるデザインの椅子が並ぶおしゃれなダイニングテーブル

「ダイニングチェアは同じデザインでそろえるもの」――そう思い込んでいませんか?

最近の海外インテリアでは、あえてデザインや色の違う椅子を組み合わせるミックススタイルが人気です。自由で抜け感のある、ワンランク上のダイニングをつくるための「失敗しない崩し方」をご紹介します。

01MIX STYLE

なぜ「バラバラ」が
おしゃれに見えるのか

すべてがおそろいのセット家具は統一感があって美しい反面、モデルルームのような緊張感を与えてしまうことも。あえて不ぞろいにすることで、住む人の個性や遊び心が感じられ、リラックスした抜け感が生まれます。

輸入家具は一脚一脚のデザイン性が高く、単体で置いても絵になります。だからこそ、ミックススタイルとの相性が抜群なのです。

02BEGINNER

初心者向け:
デザインは変えて「色」をそろえる

「バラバラにしすぎて散らかった印象になるのが心配」という方は、まず素材や色味を統一してみましょう。

たとえば、すべてマホガニー材のブラウンでそろえれば、背もたれのデザインやアーム(肘掛け)の有無が違っても、全体のまとまりは損なわれません。

03INTERMEDIATE

中級者向け:
同じデザインで「色」を変える

気に入った椅子のデザインがあるなら、座面の張り地の色を変えてみるのも素敵です。たとえば、大人はシックなグリーン、子どもたちは明るいピンクに。

同じフォルムなので並べたときのシルエットは美しく、色のリズムで食卓が華やかになります。

同じ形の椅子で張り地の色が違うコーディネート例
形をそろえれば、大胆な色使いも上品にまとまります。

04HALF & HALF

2脚ずつペアにする
「ハーフ&ハーフ」

いちばんバランスをとりやすいのが、同じ種類の椅子を2脚ずつ組み合わせる方法です。

4人掛け

片側ずつ、種類を変える

壁側の2脚と通路側の2脚でデザインを変えるだけで、ぐっとこなれた印象に。片側をベンチにするのもおすすめです。

6人掛け

短辺の2脚をアームチェアに

長辺の4脚は食事のしやすいアームレスチェア、短辺(お誕生日席)の2脚はゆったりくつろげるアームチェアに。

このように、見た目だけでなく座る場所の使い方で選び分けるのも、理にかなったミックススタイルの楽しみ方です。

05SUMMARY

まとめ:
家族それぞれのお気に入りを

ミックススタイルを失敗しないコツ

はじめは素材や色味をそろえて、デザインだけ変える

同じデザインで張り地の色を変えれば、華やかに

2脚ずつペアにすると、バランスがとりやすい

ダイニングチェアは、家族がいちばん長く座る場所。体格や座り心地の好みは人それぞれです。「セットだから」と無理に合わせる必要はありません。

ゆったりした椅子、背筋が伸びる椅子――それぞれが自分だけの「マイ・チェア」を選び、ひとつのテーブルに集まる。そんな愛着のわくダイニングをつくってみませんか。

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