Vol.114 疲れにくい椅子の選び方

Vol.114 家具選びのコツ

腰の疲れが気になる方へ。
長時間座っても疲れにくい椅子の条件

座り心地のよいクッション付きダイニングチェア

ダイニングで仕事や読書をする時間が長いと、どうしても気になってくるのが腰の疲れ。デザインが気に入って買ったのに、すぐに座り直したくなる…そんな経験はありませんか?

見た目の美しさはそのままに、体への負担を減らす「疲れにくい椅子」の選び方を、座面の内部構造やサイズの目安から解説します。

01SEAT

硬すぎず、柔らかすぎない
「座面」

「ふかふかのソファのような椅子なら疲れない」と思われがちですが、実は逆。柔らかすぎる座面はお尻が沈み込んで骨盤が安定せず、かえって腰に負担がかかってしまいます。

長時間座るなら、適度な反発力のある、しっかりめの座面がおすすめです。お尻をしっかり支えて沈み込みを防ぐことで、自然と背筋が伸びる姿勢をサポートしてくれます。

02STRUCTURE

見えない部分が大切。
「Sバネ」と「ウェービング」

座り心地のよしあしは、座面の下の内部構造で大きく変わります。板の上に薄いスポンジをのせただけの椅子は、すぐにお尻が痛くなりがちです。

S SPRING

弾力と耐久性の「Sバネ」

金属のバネをS字状に波打たせたもの。しっかりとした反発力があり、へたりにくいのが特徴です。

WEBBING

しなやかな「ウェービングベルト」

ゴムを織り込んだベルトを格子状に張ったもの。衝撃をやわらげ、底付き感の少ないソフトな座り心地に。

椅子の座面の内部構造のイメージ
座り心地は、目に見えない内部のつくりで決まります。

最近の輸入家具は、クラシックなデザインはそのままに、内部に高密度のウレタンフォームやバネを使うなど、座り心地にもこだわったものが増えています。「アンティーク調の椅子は見た目だけ」というのは、もう昔の話です。

03BACKREST

よい姿勢を保つ
「背もたれ」

背もたれが垂直すぎると窮屈で、倒れすぎていると食事や作業がしにくくなります。理想は、背中のカーブに沿って自然に体を預けられる、わずかな傾斜とカーブのあるデザインです。

背中全体を包み込むハイバックタイプは、肩まわりまで支えてくれるので、ゆったりくつろぎたい方におすすめです。

04HEIGHT

体に合う
「座面の高さ」の目安

どんなに座り心地のよい椅子でも、高さが合っていないと疲れの原因に。座ったときに足の裏が床にしっかりつき、ひざがほぼ直角に曲がる高さが基本です。

テーブルとの高さの差(差尺)の目安

テーブルの高さ - 座面の高さ

27〜30cm程度だと、食事や作業がしやすい

※体格によって合う高さは異なります。購入前に、テーブルと椅子の高さをあわせて確認しましょう。

05SUMMARY

まとめ:
毎日座る椅子こそ、体に合う一脚を

疲れにくい椅子の条件

沈み込みすぎない、適度な反発力のある座面

Sバネやウェービングなど、しっかりした内部構造

背中のカーブに沿う、わずかに傾いた背もたれ

足裏が床につく座面の高さ、テーブルとの差は27〜30cm

毎日使う椅子だからこそ、体に合ったものを選ぶことが大切です。デザインの美しさだけでなく、「ずっと座っていたくなる」座り心地の一脚を見つけてください。

※腰の痛みが続く場合は、医療機関にご相談ください。

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