「デザインは完璧なのに、なぜか食事がしにくい」「長く座っていると肩がこる」――その原因は、テーブルと椅子の高さのバランスにあるかもしれません。
輸入家具を選ぶときに特に気をつけたい高さの話と、快適に座るための目安「差尺(さじゃく)」について解説します。
01SASHAKU
テーブルの天板の高さから、椅子の座面の高さを引いた数値を「差尺(さじゃく)」と呼びます。
差尺の求め方
食事や書き物には、27〜30cmが目安
TOO HIGH
テーブルが高すぎる状態。腕が上がって、肩こりの原因になります。
TOO LOW
テーブルが低すぎる状態。前かがみになって腰に負担がかかったり、太ももが天板の下に当たって窮屈になったりします。
02IMPORT
日本の一般的なダイニングテーブルの高さは70cm前後ですが、海外製のテーブルは72〜75cmと少し高めにつくられていることがよくあります。体格の違いや、室内でも靴で過ごす生活習慣が背景にあるといわれます。
そのため、海外製のテーブル(高さ75cm)に日本製の低めの椅子(座面高40〜42cm)を合わせると、差尺が30cmを超えて「なんとなく使いにくい」ということに。輸入家具のテーブルには、座面が少し高め(45cm前後)の椅子を合わせるのが基本です。
03SCENE
使い方によって、快適な高さは少しずつ違います。
WORK
やや高めの差尺だと、自然と背筋が伸びて、作業に集中しやすくなります。
RELAX
やや低めの差尺だと、ゆったり体を預けられて、くつろぐのに向いています。
04ADJUST
「気に入ったデザインだけど、高さが合わない…」という場合も、あきらめなくて大丈夫です。
CHAIR IS LOW
厚手のクッションやチェアパッドを敷けば、座面を2〜3cm高くできます。これだけでも座りやすさはぐっと変わります。
CHAIR IS HIGH
木製の椅子なら、脚を数cmカットして調整できる場合があります。高さを変えられる昇降式の椅子を選ぶのも、賢い方法です。
※Y-KAGUでは、一部商品を除き脚カットのご相談を承っております。
05SUMMARY
テーブルと椅子の高さのポイント
差尺(テーブルの高さ-座面の高さ)は27〜30cmが目安
輸入家具のテーブルは72〜75cmと高めのことが多い
高めのテーブルには、座面45cm前後の椅子を
合わないときは、クッションや脚カットで調整
家具選びで、デザインは「恋」、サイズは「相性」のようなもの。長く一緒に暮らす家具だからこそ、見た目の美しさだけでなく、体にフィットするかどうかも大切にしてください。
※椅子の座り心地は、Vol.114 長時間座っても疲れにくい椅子の条件でもご紹介しています。