「憧れの家具を買ったのに、うちの床の色と合わなくて浮いてしまう…」。賃貸マンションや建売住宅など、床や建具の色を自由に変えられない住まいでよくあるお悩みです。
でも、諦める必要はありません。そんなときこそ「ラグ(絨毯)」の出番。ラグ一枚で家具と床を美しく調和させるテクニックをご紹介します。
01CAUSE
家具が浮いて見えるいちばんの原因は、木の色味(トーン)の衝突です。
たとえば、黄みがかった明るいナチュラルなフローリングの上に、赤みがかったダークブラウンの重厚なマホガニー家具を直接置くと、色のコントラストが強すぎて、お互いが喧嘩してしまうことがあります。
02BUFFER
この「色の衝突」をやわらげてくれるのがラグです。家具と床の間にラグを敷くと、色が直接隣り合うのを防ぎ、見た目の「クッション(緩衝材)」の役割を果たしてくれます。
ラグを敷いた上の空間がひとつのゾーンとしてまとまって見えるので、床の色をあまり気にせず、好きなテイストの世界観をつくり上げることができます。
※リビングなら、ソファの前脚がラグにのるくらいの大きさを選ぶと、家具とラグに一体感が出ます。
03TECHNIQUE 1
床と家具の色を自然になじませたい場合は、両者の中間色となる無地、または控えめな柄のラグを選びましょう。たとえば、白い床に濃い茶色の家具を置くなら、ベージュやグレージュのラグを敷きます。
COLOR GRADATION
明るい色から濃い色へ、段階的につなぐと一体感が生まれます。
04TECHNIQUE 2
あえて大胆な柄のラグ(クラシックなメダリオン柄など)を敷くのも、上級者のテクニックです。ラグそのものに視線が集まるので、床の色が気になりにくくなります。
このとき、ラグの柄の中に「家具と同じ色」が少しでも入っているものを選ぶと、空間全体がぐっとまとまり、海外のホテルのような洗練されたインテリアに仕上がります。
※色のまとめ方は、Vol.137 ホテルライクな部屋の3つの法則でもご紹介しています。
05SUMMARY
床と家具をなじませるラグ選びのポイント
自然になじませたいなら、床と家具の中間色の無地や控えめな柄を
床の色を目立たせたくないなら、家具と同じ色を含む柄物ラグを
ソファの前脚がのるくらいの大きさで、一体感を
フローリングでは、滑り止めシートを敷くと安心
ラグは、寒さ対策や足音対策のためだけのアイテムではありません。お気に入りの家具をいちばん美しく見せるための「舞台」です。床の色でお悩みの方は、ぜひエレガントなラグを取り入れて、理想の空間づくりを楽しんでください。
※ダイニングの椅子や家具同士の色をそろえるコツは、Vol.152 テーブルと椅子をあえて別々に選ぶメリットでもご紹介しています。