「家具を同じシリーズでそろえたのに、なんだか無難すぎて物足りない…」。そんなときは、あえて異なる素材を組み合わせるテクニックが効果的です。
木、金属、ガラスといった性質の違う素材をミックスすると、空間に心地よいリズムと奥行きが生まれます。お部屋をぐっと洗練された印象に引き上げる、異素材ミックスのコツをご紹介します。
01MIX
テーブル、チェア、棚などをすべて同じ木材でそろえると、まとまりはあるものの、少し平坦で「ショールームのような硬さ」が出やすくなります。
そこに、ひんやりとした金属や透き通るガラスなど、光の反射や質感が違う素材を「スパイス」としてひとつ加えるだけで、空間に立体感が生まれます。対照的な素材が互いを引き立て合い、こなれた印象を演出できるのです。
02WOOD × IRON
いちばん取り入れやすいのが、木材とアイアン(鉄)の組み合わせです。
重厚な木のダイニングテーブルに、あえて細いアイアン脚のチェアを合わせたり、木製のチェストの上に黒いアイアンのランプを置いたりしてみましょう。木の温もりに、アイアンの無骨で直線的な要素が加わり、空間全体がきりっと引き締まって、モダンな印象になります。
03WOOD × GLASS
クラシック家具など、どっしりとした木の家具が多いお部屋には、ガラス素材が効果的です。
ガラスのセンターテーブルや、ガラス扉のキャビネットなどを取り入れると、視線が奥まで抜けるため、家具の圧迫感がやわらぎます。重たい木の質感と、軽やかで透明なガラスの対比が、空間に洗練されたエレガントさを与えてくれます。
※ガラス家具の選び方とお手入れは、Vol.155 ガラス家具のメリット・デメリットでご紹介しています。
04MARBLE & BRASS
ワンランク上の高級感を目指すなら、大理石(マーブル)や真鍮(ブラス)のアイテムをミックスするのがおすすめです。
たとえば、ベルベットのソファの横に、真鍮フレーム×大理石天板のサイドテーブルを置くだけで、海外のブティックホテルのような華やかな雰囲気に。これらの素材は面積が小さくても存在感があるので、照明や小物から取り入れるのもよいでしょう。
※大理石は酸や水分のしみに弱いデリケートな素材です。お手入れのコツはVol.126 憧れの大理石ダイニングテーブルでご紹介しています。
05SUMMARY
異素材ミックスを成功させるコツ
ベースの素材(木など)を決め、違う素材は「スパイス」として加える
素材の種類は2〜3つくらいまでに絞る
加えた素材は、部屋の中で2か所以上に繰り返すと統一感が出る
インテリアは、完璧にそろえすぎないほうが魅力的に見えることがあります。今ある家具に「違う素材」をひとつ足すだけで、お部屋の表情はぐっと豊かに。ガラスのテーブルやアイアン使いの小物など、異素材の組み合わせを楽しんで、あなただけの洗練された空間をつくってみてくださいね。
※クッションなどファブリックの素材ミックスは、Vol.166 クッションは3個以上が正解?でご紹介しています。