Vol.179 大人のベルベット家具

Vol.179 素材の話

本物を知る大人のための「ベルベット」。
艶と手ざわりが生むラグジュアリー

美しい艶を放つベルベット素材のソファがあるリビング

インテリアに高級感と温もりを求めるなら、ベルベットの家具は外せません。
なめらかな手ざわりと、光の当たり方で表情を変える艶は、ヨーロッパの王侯貴族にも愛されてきた素材ならではの魅力です。

「秋冬のもの」「お手入れが大変そう」と思われがちですが、ポイントを押さえれば一年中楽しめます。
ベルベット家具の魅力と、大人の空間への取り入れ方をご紹介します。

01LUSTER

光と影が織りなす
「深い艶と立体感」

ベルベットのいちばんの魅力は、その美しい光沢です。
表面に短い毛(パイル)がぎっしりと立っているため、なでる方向や光の角度によって、色が濃く見えたり白っぽく光ったりと、豊かな表情を見せてくれます。

この陰影が家具に立体感を与え、シンプルなデザインのソファやチェアでも、置くだけで空間をぐっと華やかに引き締めてくれます。

※見る角度で色の見え方が変わるため、写真と実物で印象が違って感じられることも。
色の確かめ方はVol.150 色やサイズ感のギャップを埋める確認術でご紹介しています。

02ALL SEASON

実は「通年」で
楽しめる素材

「ベルベット=冬の素材」と思われがちですが、家具の張り地としてのベルベットは、季節を問わず使われています。

冬は起毛がふんわりと温かく、エアコンの効いた夏の部屋では、なめらかな肌ざわりを楽しめます。
暑い季節が気になるなら、麻やコットンのクッションやスローを合わせて、見た目に軽さを添えるのもおすすめです。

03CARE

意外と簡単?
ベルベットのお手入れ

「汚れがつきやすそう」という声もよく聞きますが、ふだんのお手入れは意外とシンプルです。

DAILY

ふだんのお手入れ

週に1回ほど、毛並みに沿って洋服ブラシ(またはやわらかい布)でなでて、ホコリを払います。
毛並みが整い、艶を長く保てます。

SPILL

飲みものをこぼしたら

こすらずに、乾いた布でトントンとたたくように吸い取ります。
こすると毛並みが乱れたり、シミが広がったりします。

柔らかな毛並みと美しい発色のベルベット生地のクローズアップ
毛並みを整えるだけで、美しい光沢がよみがえります。

※水拭きや洗剤が使えない生地もあるため、お手入れ方法は商品の表示を確認しましょう。
長く座った跡や押し跡は、ブラッシングで目立ちにくくなることがあります。
また、直射日光が当たると色あせしやすいので、窓際に置く場合はカーテンなどで日ざしを和らげましょう。
張り地ごとのお手入れの違いはVol.115 椅子の張り地をお手入れと耐久性で比較でご紹介しています。

04JEWEL COLOR

深い色(ジュエルカラー)で
大人の色気を

ベルベットの家具を取り入れるなら、エメラルドグリーン、サファイアブルー、ルビーレッドといった、宝石のように深みのあるジュエルカラーがおすすめです。

起毛素材ならではの発色のよさで、お部屋の中で絵画のような美しいアクセントになります。
木製家具やゴールド(真鍮)の小物と組み合わせると、クラシカルで洗練された大人の空間に仕上がります。

※濃い色をアクセントとして取り入れるバランスはVol.161 インテリアの「3色ルール」とは?、素材の組み合わせ方はVol.170 異素材ミックスの極意でご紹介しています。

05SUMMARY

まとめ:
触れるたびに心が満たされる素材

ベルベット家具を楽しむポイント

色は、深みのあるジュエルカラーをアクセントに

お手入れは、週1回のブラッシングが基本

こぼしたら、こすらずにたたいて吸い取る

直射日光の当たる場所は避ける

なめらかな手ざわりとエレガントな艶を持つベルベットは、触れるたびに心地よさを感じさせてくれる素材です。
まずは1人掛けのチェアや、小さなスツールから取り入れて、ベルベットならではのラグジュアリーな魅力を味わってみてください。

VELVET

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