「とにかくものを減らす」ミニマリズムが注目されていますが、大人世代が目指したいのは、ただ何もない空間ではなく「本当に好きなものだけがある空間」ではないでしょうか。
妥協して買ったたくさんのものより、心から惚れ込んだひとつがくれる満足感。
「良いものを少しだけ」持つことの豊かさと、厳選されたインテリアのある暮らしについてお話しします。
01SELECT
何もない殺風景な部屋を目指すのではなく、自分の心が本当に喜ぶものだけを選んで手元に置く。
それは、大人の余裕があってこそのぜいたくです。
「とりあえず」でそろえた家具に囲まれた暮らしから卒業し、デザイン、素材、作りに納得できるものだけを迎え入れる。
それだけで、いつもの風景がぐっと豊かに感じられるはずです。
02COMPROMISE
「安かったから」「急いでいたから」と妥協して買った家具は、空間のすき間は埋められても、気持ちまでは満たしてくれないことがあります。
手頃な家具をいくつも買い替えるより、本当に美しいと思える家具をひとつ手に入れるほうが、結果的に満足度が高くなることも多いもの。
妥協を手放すと、今の自分に本当に必要なものが見えてきます。
※ものが多くて片付かないときの見直し方は、Vol.158 収納家具を買ったのに片付かないのはなぜ?でご紹介しています。
03ONE PIECE
まずは、お部屋の主役になる家具をひとつだけ、本当に惚れ込んだ名品に替えてみましょう。
美しい彫刻のマホガニーのキャビネットや、座り心地のいいクラシックソファ。
それがひとつあるだけで、空間全体の印象が引き締まります。
毎日眺め、触れるたびに「買ってよかった」と思える家具は、暮らしの小さな喜びになってくれます。
※長く使える家具の見極め方はVol.174 「一生モノ」の家具に出会う、主役の家具を替えるコツはVol.182 家具の買い替えで叶えるリノベーション級の変化でご紹介しています。
04SPACE
厳選した家具の美しさを引き出してくれるのが、まわりの余白です。
余計なものが置かれていないすっきりとした空間では、上質な家具がまるで美術館のアート作品のように際立ちます。
家具そのものの美しいシルエットや、木目の艶、ファブリックの質感をじっくり味わえるのです。
05SUMMARY
「良いものを少しだけ」のはじめ方
「とりあえず」で置いているものを見直す
お部屋の主役にしたい家具をひとつ決める
デザイン・素材・作りに納得できるものを選ぶ
まわりに余白を残して、家具を引き立てる
「良いものを少しだけ」という価値観は、ものを大切に慈しむ、丁寧な暮らしそのものです。
たくさんはいりません。
心を満たしてくれる運命の家具をひとつ見つけることから、始めてみませんか?
※愛着のあるものと過ごす暮らしについては、Vol.138 「丁寧な暮らし」は家具から始まるでもご紹介しています。