「お店で見たときはちょうどよく見えたのに、家に置いたらリビングがパンパンに…」。これは、家具選びでよくある失敗のひとつです。せっかくのくつろぎの空間が、窮屈な空間になってしまっては本末転倒。
空間の余白と生活動線を守るための、ソファのサイズ選びと配置のルールを解説します。
01SHOWROOM MAGIC
家具店やショールームは、天井が高く、空間がとても広くつくられています。そのため、展示されているソファが実際よりも「小さく」見えてしまうことがあります。いわゆる「ショールームマジック」です。
「このくらいなら入るだろう」という目測は危険。必ず事前にリビングの寸法を測り、ソファの幅と奥行きをマスキングテープなどで床に記して、実際に占める広さを確認しましょう。
※床にテープで原寸を記す確認方法は、Vol.150 色やサイズ感のギャップを埋める確認術でもご紹介しています。
02NG LAYOUT
足を伸ばしてくつろげるL字型のカウチソファは憧れですが、日本で一般的な10〜15畳ほどのリビングに置くと、動線をふさいでしまうことが多いので注意が必要です。
ベランダへの出入り口や、ダイニングからキッチンへの通り道をふさぐような配置はNG。カウチソファを置く場合は、リビングの奥(壁際や窓際)に寄せて、部屋の中心にスペースを空けるように配置するのが基本です。
0360cm RULE
ソファを置いたとき、まわりにどれくらいのスペース(動線)が必要かご存じですか?
60cm
人が正面を向いて歩くのに必要な幅の目安です。
30〜40cm
体を横にしてようやく通れる、最低限の幅です。
80cm〜
家族が行き来する通り道は、ゆとりがあると快適です。
ソファとテレビボードの間、ソファとダイニングテーブルの間には、最低でも60cmの通路を確保しましょう。この余白がないと、部屋全体が圧迫感のある窮屈な印象になってしまいます。
※ソファの前に置くセンターテーブルは、足を動かしやすい30〜40cmほど離すのが目安です。詳しくはVol.134 センターテーブルは必要?でご紹介しています。
04COMBINATION
「家族が3人だから、3人掛けソファを買わなきゃ」と思い込んでいませんか?大きな3人掛けソファをどーんとひとつ置くよりも、少し小ぶりな「2人掛けソファ」と「1人掛けソファ」をL字や対面に配置するほうが、空間に動きが出ておしゃれに見えることもあります。
また、別々にすることで配置の自由度が高まり、模様替えや引っ越しの際にも柔軟に対応できます。1台あたりのサイズが小さくなるので、搬入しやすいのもうれしいポイントです。
※会話が弾むソファの配置は、Vol.140 ホームパーティーを楽しむためのインテリア術でもご紹介しています。
05SUMMARY
ソファ選びのチェックリスト
リビングの寸法を測り、床にテープでソファの大きさを記した
出入り口や通り道をふさがない配置になっている
ソファのまわりに60cm以上の通路を確保できる
玄関や廊下など、搬入経路のサイズも確認した
リビングを広く快適に使うためには、家具を「部屋に入るギリギリの大きさ」にするのではなく、動線をしっかり確保した「引き算のサイズ選び」が大切です。ご自宅に合うサイズがわからない場合は、Y-KAGUのスタッフまでお気軽にご相談ください。
※搬入経路の測り方は、Vol.149 大型家具を買う前に測るべき3つの場所でご紹介しています。