「お気に入りの絵を買ったけれど、どこに飾ればいいかわからない」「壁に掛けてみたけれど、なんだかしっくりこない…」。そんな経験はありませんか?
アートを美しく見せるには、壁とのバランスや「飾る高さ」がとても大切です。絵画をセンスよく飾るための、基本のルールをご紹介します。
01EYE LEVEL
アートを飾るときによくある失敗が、高すぎる位置に掛けてしまうことです。
EYE LEVEL
大人が立ったとき、自然に目線が合う高さが目安です。
この「アイレベル」は、美術館などでも目安にされている高さ。高すぎると絵が浮いて見え、空間が間延びしてしまうので、まずはこの高さを基準にしてみましょう。座って過ごすことが多いダイニングなどでは、少し低めにするとなじみます。
02WITH FURNITURE
ソファの背面やコンソールテーブルの上に絵を飾る場合は、家具との「一体感」をもたせることがポイントです。家具から離れすぎていると、絵がぽつんと浮いて見えてしまいます。
HEIGHT
家具の上端から絵の下端までを15〜20cmほどに抑えると、家具とアートがひとつの見せ場としてまとまります。
WIDTH
絵(または複数枚をまとめた全体)の幅は、下の家具の幅の3分の2くらいを目安にするとバランスよく見えます。
※家具とアートで部屋の見せ場をつくる方法は、Vol.163 フォーカルポイントをつくろうでもご紹介しています。
03GALLERY WALL
サイズの違う複数のアートや写真をまとめて飾るスタイルを「ギャラリーウォール」と呼びます。難しそうに見えますが、ルールを知れば簡単です。
ギャラリーウォールのコツ
まずは床の上で並べて、配置を決める
フレーム同士の間隔を、5cm程度で均等にそろえる
全体がひとつの大きな四角形(または十字)に収まるよう意識する
これだけで、バラバラの額縁でもぐっと統一感が生まれます。
※床に並べた配置を紙に写し取って壁にマスキングテープで貼ると、穴を開ける位置を決めやすくなります。
04LEANING
「壁に穴を開けたくない」「位置を決めるのが難しい」という場合は、あえて壁には掛けず、チェストやコンソールの上、床に立て掛けるのもおすすめです。
サイズの違うフレームを2〜3枚、少し重ねて立て掛けるだけで、海外のスタジオのような、ラフでこなれた雰囲気を演出できます。
※立て掛ける場合は、滑り止めを敷くなどして倒れないよう工夫を。ガラス入りの額は、とくに地震のときに注意が必要です。壁に掛ける場合は、穴が目立ちにくい石こうボード用のピンフックなども便利です。
05SUMMARY
ぽっかりと空いた壁の余白にアートをひとつ飾るだけで、お部屋の完成度はぐっと高まります。お気に入りの家具をさらに引き立てる「空間の総仕上げ」として、ぜひ絵画やアートを取り入れてみてください。
※強い直射日光は、絵や額の色あせの原因になります。日が当たりにくい壁を選ぶと、長く美しく楽しめます。左右対称に飾るコツはVol.162 シンメトリー配置で高級感でもご紹介しています。