「最近、ソファから立ち上がるのが少しおっくうになった…」。年齢を重ねるにつれて、家具に求める条件も少しずつ変わってきます。
50代・60代からの家具選びは、デザインの美しさだけでなく、立ち座りのしやすさを両立させることが大切です。いつまでも快適に過ごせる家具の選び方のポイントをご紹介します。
01LOW & SOFT
若いころは、床に近いローソファや、体がすっぽり沈み込むふかふかのソファが好きだった、という方も多いでしょう。
でも、低い位置から立ち上がったり、沈んだ体を持ち上げたりする動作は、思った以上に力がいるもの。これからの家具選びは、座るときだけでなく、立つときの動作も意識することが大切です。
02SEAT HEIGHT
ソファやチェアを選ぶとき、まずチェックしたいのが座面の高さです。
SEAT HEIGHT
足の裏が床につき、膝がほぼ直角に曲がる高さが目安です。
この高さなら、太ももの力を使ってスムーズに立ち上がりやすくなります。今使っている椅子の座面の高さを測って、購入予定の家具と比べてみるのもおすすめです。
※座面の奥行きが深すぎると、浅く腰かけ直さないと立ち上がれないことも。ソファは座面の奥行きもあわせてチェックしましょう。座面の高さの比べ方はVol.150 色やサイズ感のギャップを埋める確認術でもご紹介しています。
03FIRMNESS
座り心地は、やわらかすぎず少し硬め(ウレタンがしっかり詰まっているもの)を選ぶのがおすすめです。
体が深く沈み込むと、立ち上がるときに反動をつける必要があり、動作が大変になります。適度な硬さがあるほうが、長く座っていても姿勢が崩れにくいのもうれしいポイントです。
※座面の硬さやクッション材による違いは、Vol.151 家具の価格差はどこに出るのか?でもご紹介しています。
04ARMREST
もうひとつ見落としがちなのが、アーム(肘掛け)です。
立ち上がるときにアームに手をついて体を支えられると、立ち座りの動作がぐっとラクになります。デザイン重視のアームレス(肘掛けなし)のソファより、手でしっかりつかめる木製フレームや、安定感のあるアームが付いたクラシックなデザインの家具が、結果的に長く愛用できます。
※アームチェアの魅力はVol.118 アームチェアで優雅なひとときを、ダイニングでの立ち座りがラクになる椅子はVol.117 回転チェア(ターンチェア)が便利すぎるでもご紹介しています。
05SUMMARY
立ち上がりやすいソファ・チェアのチェックリスト
座面の高さは、膝下の長さ(約38〜42cm)が目安
座面は沈み込みすぎない、少し硬めのものを
座面の奥行きが深すぎないか
手でしっかりつかめる、安定したアームがあるか
「立ち上がりやすい家具=地味なデザイン」というわけではありません。ヨーロッパのクラシックなソファやチェアには、座面がほどよく高く、しっかりとした作りで、立派なアームを備えたものも多くあります。美しさと快適さを兼ね備えた家具を選んで、これからの毎日をより豊かなものにしてくださいね。
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