コラム-大人のためのインテリア
Vol.173 50代からの家具選び。見た目だけでなく「立ち上がりやすさ」も重視する
50代からの家具選び。
見た目だけでなく「立ち上がりやすさ」も重視する
「最近、ソファから立ち上がるのが少し億劫になった…」
年齢を重ねるにつれて、身体の変化とともに家具に求める条件も変わってきます。
50代・60代からの家具選びは、デザインの美しさだけでなく、足腰への負担を減らす使い勝手を両立させることが大切です。
今回は、いつまでも快適に過ごせる家具の選び方のポイントをご紹介します。
INDEX
1. 「ふかふかで低いソファ」は足腰への負担大
若い頃は床に近いローソファや体がすっぽり沈み込むふかふかのソファがリラックスできて好きだった、という方も多いでしょう。
しかし、年齢とともに筋力が低下してくると、低い位置から立ち上がったり、沈んだお尻を持ち上げたりする動作は、膝や腰に大きな負担をかけます。
これからの家具選びは座る時だけでなく立つ時の動作を意識することが重要です。
2. 座面の高さは「膝下と同じ(40cm前後)」が理想
ソファやチェアを選ぶ際、最も重要なのが座面の高さです。
一般的に、立ち上がりやすい理想の高さは座る人の膝下の長さと同じくらい(おおよそ38cm〜42cm程度)と言われています。
足の裏がしっかりと床につき、膝の角度が直角(90度)になる高さであれば、太ももの筋肉をスムーズに使って楽に立ち上がることができます。
3. 沈み込まない「少し硬め」の座面を選ぶ
座り心地は、柔らかすぎず少し硬め(ウレタンがしっかり詰まっているもの)を選ぶのが正解です。
お尻が深く沈み込んでしまうと、立ち上がる際に余計な反動をつける必要があり、腰を痛める原因になります。
また、適度な硬さがある方が、長時間座っていても姿勢が崩れにくく、疲れにくいというメリットもあります。
4. 立ち上がりをサポートする「しっかりとした肘掛け」
もう一つ見落としがちなのがアーム(肘掛け)の存在です。
立ち上がる際に、アームに手をついて体重を分散させることができれば、足腰への負担は劇的に軽くなります。
デザイン重視のアームレス(肘掛けなし)のソファよりも、しっかりと手で掴める木製のフレームや、安定感のあるアームが付いたクラシックなデザインの家具が、結果的に身体に優しく長く愛用できます。
安定したアーム(肘掛け)は、立ち座りの動作を安全にサポートしてくれます。
5. まとめ:美しいデザインと実用性は両立できる
「身体に優しい家具=介護用のような地味なデザイン」というわけではありません。
伝統的なヨーロッパの輸入家具やクラシックソファは、元々正しい姿勢で座ることを美徳として作られているため、座面が高く、硬めで、しっかりとしたアームを備えているものが多くあります。
美しさと快適さを兼ね備えた家具を選んで、これからの毎日をより豊かなものにしてくださいね。

























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