コラム-暮らしと世界観
コラム‐暮らしと世界観index
LIFESTYLE COLUMN
暮らしに魔法をかけるインテリアの読み物。Y-KAGUが叶える「憧れの日常」
家具は、あなたの人生という映画を彩る「背景」です。ホテルライクなくつろぎ、白家具の明るさ、時を越えるアンティークの物語……。輸入家具専門店Y-KAGUが、機能性だけではない「心を満たす家具との付き合い方」をひもときます。
流行に流されず、愛着のあるものと暮らす。毎日が少し特別になる、ワンランク上のライフスタイル・コラム集です。
ARTICLES — 12
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インテリアは自己表現。玄関を開けた瞬間に「私らしさ」が伝わる家づくり
ゲストへの最初のおもてなしとしての玄関インテリア。コンソールテーブルとミラー、香りと灯りでつくる、帰りたくなる玄関。
アンティーク家具が教えてくれる、時を超えて受け継がれる物語
新品にはない「味」の魅力と、古いものを大切に使い続けるというサステナブルな価値観。現代の家具と合わせるミックススタイルのコツも。
寝室はただ寝る場所じゃない。明日への活力を養うサンクチュアリ化計画
ベッドのヘッドボードの存在感や、左右対称のナイトテーブル、眠る前の自分時間。目覚めるのが楽しみになる、心地よい寝室のつくり方。
「本物」を知るということ。フェイクには出せない木材の温もりと重み
無垢材・突板・プリント化粧板の違いと、手彫りの彫刻やマホガニーの艶、経年変化など、五感で感じる天然木家具の魅力。
映画の主人公のように暮らす。憧れのシーンを再現する家具選び
マリー・アントワネットや海外ドラマのような世界観を、日本の住宅で無理なく取り入れるコツ。テーマの決め方、一点豪華主義、鏡と照明の演出。
断捨離のゴールは「何もない部屋」ではない。好きな家具と暮らすミニマリズム
物を減らすこと自体を目的にせず、本当に気に入った家具を引き立てるための整理術。一点豪華主義と、収納家具で生活感を隠すコツ。
家具は「背景」である。家族の思い出写真が映えるインテリアの重要性
何気ない家族写真も、背景の家具が美しいと記憶に鮮やかに残る。写真に映える木の質感、フォトスポットのつくり方、タイムレスなデザインの魅力。
「白家具」の魔法。部屋を明るくし、住む人の気持ちまで軽やかにする理由
部屋を広く明るく見せ、どんな色とも合わせやすい白家具。上品に見えるディテールの選び方や、長くきれいに使うお手入れのコツ。
欧米の文化に学ぶ。ホームパーティーを楽しむためのインテリア術
会話が弾む対面やL字の配置、サイドボードを使ったセルフサービス、コーナーの居場所、ランプの灯り。ゲストを招きたくなる部屋づくりのコツ。
朝のコーヒーが美味しくなる。窓際とチェアでつくる「自分だけの特等席」
窓際の一角に、体を預けられる椅子をひとつ。サイドテーブルとランプを添えてつくる、一人でくつろげる小さなスペース「ヌック」のすすめ。
「丁寧な暮らし」は家具から始まる。愛着のあるモノと過ごす時間の豊かさ
流行ではなく「好き」を軸に、心ときめく家具をひとつ迎える。手入れの時間や、傷も味わいになる家具と育む、丁寧な暮らしのすすめ。
なぜ「ホテルライク」な部屋は落ち着くのか?自宅で再現する3つの法則
色数を3色に絞る、シンメトリーに置く、ランプの灯りで過ごす。ホテルのような非日常空間を自宅でつくる、家具の配置と色使いのコツ。
Vol.148 私らしさが伝わる玄関づくり
インテリアは自己表現
玄関を開けた瞬間に「私らしさ」が伝わる家づくり
玄関は、ゲストが最初に足を踏み入れる場所であり、あなた自身が毎日「ただいま」と帰ってくる場所。単なる靴の脱ぎ履きの場にしておくのは、もったいないと思いませんか?
玄関は、その家の第一印象を決める顔であり、住む人の美意識を表現するギャラリーでもあります。限られたスペースでも実現できる、ドラマチックな玄関インテリアのつくり方をご紹介します。
01PROLOGUE
玄関は「家の顔」であり、
物語のプロローグ
ドアを開けた瞬間、どんな景色が広がっているかで、その家の印象は大きく変わります。雑然と靴が並んでいる玄関と、美しい家具や花が飾られた玄関。どちらが歓迎されていると感じるでしょうか。
インテリアにおける玄関は、小説でいうプロローグ(序章)。これから始まるリビングやダイニングへの期待感を高め、「どんな素敵な人が住んでいるんだろう」と想像させる、自己表現の大切なステージなのです。
02CONSOLE
狭くても置ける
「コンソールテーブル」が主役
「うちは玄関が狭いから…」と諦める必要はありません。奥行きの浅いコンソールテーブルなら、廊下や小さなホールにも無理なく置くことができます。
コンソールテーブルは、まさに飾るために生まれた家具。季節の花を生けたり、お気に入りのアートを飾ったり、鍵をおしゃれなトレイに置いたり。たった一台あるだけで、殺風景な玄関が華やかなギャラリーへと変わります。
※置く前に、ドアの開閉や人の通り道をふさがないかを確認しましょう。コンソールの選び方や飾り方は、Vol.135 コンソールテーブルの活用術でも詳しくご紹介しています。
03MIRROR
鏡一枚で変わる、
空間の広がりと格調
コンソールテーブルの上には、ぜひウォールミラー(壁掛け鏡)を合わせてみてください。出かける前の身だしなみチェックに役立つのはもちろん、鏡には空間を広く見せる効果があります。
光を反射して玄関を明るくし、フレームの装飾が絵画のような格調高さをプラスしてくれます。
※ミラーは重さがあるので、壁の下地にしっかり固定を。人が行き来する玄関では、落下や転倒の対策をしておくと安心です。
04SCENT & LIGHT
「香り」と「灯り」で、
五感に響くおもてなし
目に見えるものだけでなく、香りや光でおもてなしすることも大切です。
SCENT
ドアを開けるとふわっと香る
お気に入りの香りのディフューザーを置いて、玄関の第一印象を香りでも演出。
LIGHT
低い位置に温かな灯り
コンソールの上に小さなテーブルランプを。ホテルのような安らぎと高級感が生まれます。
天井の照明だけでなく低い位置に温かな灯りがあると、帰宅したとき、その灯りにほっと迎えられるような気持ちになります。
※ランプの灯りの楽しみ方は、Vol.137 ホテルライクな部屋の3つの法則でもご紹介しています。
05SUMMARY
まとめ:
帰ってくるのが楽しみになる玄関
私らしい玄関づくりのポイント
奥行きの浅いコンソールテーブルを主役に
上にウォールミラーを掛けて、広がりと格調を
花や小物は少しだけ。「余白」を残して飾る
ディフューザーとテーブルランプで、香りと灯りのおもてなしを
玄関を整えることは、ゲストへの敬意であると同時に、毎日がんばる自分自身へのエールでもあります。私らしい家具とディスプレイで、世界でいちばん帰りたくなる玄関をつくってみませんか。
Vol.147 アンティーク家具の魅力
アンティーク家具が教えてくれる
時を超えて受け継がれる物語
新品にはない、独特の空気感。塗装のかすれや小さな傷さえも、誰かが大切に使ってきた証として美しく見える。それがアンティーク家具の魅力です。
使い捨ての時代だからこそ見直したい、「よいものを長く使う」という価値観と、古い家具がもたらす心の豊かさについてお話しします。
01PATINA
新品には出せない
「経年美(パティーナ)」
長い年月を経て、木の色が深まり、艶が増した状態のことを「パティーナ(古色)」と呼びます。人の手が触れ、光を浴び、磨かれ続けることでしか生まれない、時間がつくり出す美しさです。
ピカピカの新品は少し緊張感を与えますが、使い込まれたアンティーク家具には、心にすっとなじむ包容力があります。「傷ついても大丈夫」「そのままで美しい」。そんなメッセージを、家具が語りかけてくれるようです。
※一般に「アンティーク」は製造から100年以上たったもの、それより新しい古家具は「ヴィンテージ」と呼ばれることが多いです。
02STORY
見知らぬ誰かの物語を
受け継ぐロマン
このテーブルで、どんな家族が食事をしたのだろう?このデスクで、どんな手紙が書かれたのだろう?アンティーク家具には、前の持ち主たちの暮らしや物語が刻まれています。
国境や時代を超えて、いま自分の目の前にあるという不思議。家具を受け継ぐことは、歴史の一部を受け継ぐことでもあります。そんなロマンを感じられるのも、アンティークならではの楽しみです。
03SUSTAINABLE
長く使い継ぐという、
サステナブルな選択
「SDGs」や「サステナブル」という言葉がすっかり定着しました。今ある家具を大切に使い続けることは、新たな資源を使わずにすむ、身近な環境へのアクションのひとつです。
壊れたら捨てるのではなく、修理して次の世代へ渡す。そんな循環型の暮らし方は、地球にも、私たちの心にもやさしい選択です。
※本物のアンティークを選ぶときは、脚のがたつきや引き出しの動き、木部の割れなどを事前に確認しておくと安心です。
04MIX STYLE
現代の家具と合わせる
「ミックススタイル」
「全部アンティークでそろえるのはハードルが高い…」という方は、現代の家具の中に一点だけ取り入れてみてください。
SIDE TABLE
モダンなソファの横に
アンティークのサイドテーブルをひとつ置くだけで、部屋に奥行きが生まれます。
CHAIR
シンプルな部屋に
ヴィンテージの椅子を一脚。それだけで空間の主役になります。
新旧が入り混じることで、部屋に深みと個性が生まれます。本物のアンティークは一点ものでサイズも限られるので、まずは新品のアンティーク調家具から取り入れるのも手。古い家具の風合いを再現しながら、今の暮らしに合わせたサイズや使い勝手でつくられているので、ミックススタイルの入門にぴったりです。
05SUMMARY
まとめ:
過去と未来をつなぐ家具
古いものを慈しむ心は、暮らしを丁寧に、豊かにしてくれます。あなたが選んだその家具も、いつかまた次の誰かへと受け継がれ、新たな物語を紡いでいくでしょう。時を超えて愛される家具との出会いを、楽しんでみてください。
※木の家具の経年変化はVol.145 「本物」を知るということ、愛着のある家具との暮らしはVol.138 「丁寧な暮らし」は家具から始まるでもご紹介しています。
Vol.146 寝室のサンクチュアリ化計画
寝室はただ寝る場所じゃない
明日への活力を養うサンクチュアリ化計画
1日の約3分の1を過ごす寝室。そこは単に体を休めるだけの場所ではなく、自分を取り戻すための「サンクチュアリ(聖域)」です。
目覚めた瞬間に「今日もがんばろう」と思えるような、心地よいベッドルームのつくり方をご紹介します。
01HEADBOARD
寝室の主役、
「ヘッドボード」の魔法
ベッドを選ぶとき、マットレスの質にはこだわっても、フレームは「なんでもいい」と思っていませんか?実は、寝室の印象をいちばん大きく左右するのは、枕元にあるヘッドボードです。
CARVED WOOD
彫刻の木製ヘッドボード
重厚な彫刻が施された木製タイプは、クラシックで格調高い寝室に。
TUFTED
ボタン留めの布張り
タフティングの布張りタイプは、やわらかく華やかな印象。背もたれにしても心地よく。
美しいヘッドボードは、背もたれとしての機能だけでなく、そこで眠る人を王様・王女様のような気分にさせてくれます。お気に入りのベッドで眠るという満足感は、毎日のささやかな自信にもつながるはずです。
02NIGHT TABLE
ホテルのような快適さは
「ナイトテーブル」でつくる
ベッドの両サイドに、左右対称にナイトテーブルを置いてみましょう。それだけで寝室の格調がぐっと高まり、高級ホテルのような整然とした美しさが生まれます。
実用面でも、眼鏡や読みかけの本、スマホを置く定位置があると、ベッドまわりが散らかりにくく、すっきりとした気持ちで眠りにつけます。高さはマットレスの上面と近いものを選ぶと、寝ながらでも手が届きやすくなります。
※シンメトリー配置のコツはVol.137 ホテルライクな部屋の3つの法則、ナイトテーブルにも使えるサイドテーブルはVol.136 サイドテーブルの魔術でご紹介しています。
03ROUTINE
眠る前の15分を、
自分のための時間に
サンクチュアリになった寝室は、眠る前のルーティンを楽しむ場所でもあります。ナイトテーブルのランプだけを灯し、好きな香りのアロマディフューザーをつけて、今日あったよいことを日記に書く。
美しい家具に囲まれて過ごすこのひとときは、一日の終わりに気持ちを切り替える、自分だけの大切な時間になってくれます。
※ベッドまわりでは、キャンドルなど火を使うものは避け、ディフューザーやLEDライトを使うと安心です。
04PRIVATE
好きなものだけに囲まれた、
秘密の空間
リビングは家族や来客のための場所ですが、寝室はあなただけのプライベート空間。誰の目も気にせず、あなたの「好き」を詰め込んでしまいましょう。
大胆な柄の壁紙、ロココ調のドレッサー、お気に入りの絵画。目覚めた瞬間に大好きな景色が目に入る幸せは、何にも代えがたいものです。
05SUMMARY
まとめ:
自分を大切にするための投資
サンクチュアリ化のポイント
ベッドはヘッドボードのデザインで選ぶ
ナイトテーブルを左右対称に置いて、ホテルのような整然さを
ランプの灯りと香りで、眠る前の自分時間を
寝室には、自分の「好き」を思い切り詰め込む
寝室にお金をかけることは、見栄ではなく、自分自身を大切にすること。クラシカルなベッドや家具で、あなたをやさしく包み込み、明日への活力を養う聖域をつくってみませんか。
Vol.145 本物の木がもつ温もり
「本物」を知るということ
フェイクには出せない木材の温もりと重み
パッと見は同じような木目でも、何かが違う。触れたときの感触、引き出しを開けたときの香り、そして空間に漂う重厚感。それは、写真や画面越しには伝わりにくい、本物の木だけがもつ力です。
プリントの木目では真似しにくい天然木家具の魅力を、五感をテーマにお話しします。
01MATERIAL
無垢材・突板・プリント化粧板、
何が違う?
最近はプリント技術が進化し、一見すると本物の木のように見える家具も増えています。木目の家具の表面は、大きく次の3つに分けられます。
SOLID
無垢材
一本の木から切り出した板をそのまま使ったもの。木の質感や重みをいちばん感じられます。
VENEER
突板(つきいた)
本物の木を薄くスライスし、芯材に貼ったもの。表面は天然木で、反りや割れが起きにくいのが特長です。
プリント化粧板
木目を印刷したシートを板に貼ったもの。手頃で扱いやすい反面、同じ柄がくり返し現れます。
天然木は自然の産物なので、同じ木目はこの世にふたつとありません。この不均一さこそが、安らぎと高級感を生み出す源なのです。
02TOUCH
「触れて」感じる。
手仕事の彫刻と木の肌ざわり
天然木は熱を伝えにくい素材なので、触れたときにひんやりとしにくく、ほんのりとした温かみを感じられます。木目のわずかな凹凸も、プリントにはない心地よい手ざわりです。
手彫りの彫刻が施された家具なら、指でなぞると、ひと彫りひと彫りの力強さと繊細さが伝わってきます。毎日触れるものだからこそ、この「手ざわり」の違いが、暮らしの満足感につながります。
03LOOK
「見て」楽しむ。
光で表情を変える深い艶
表面が均一なプリントの家具は、光が当たると一様に照り返しがち。一方、天然木は木目の奥行きによって、内側からにじみ出るような深い艶が感じられます。
とくにマホガニーは、見る角度や光の当たり方によって、リボン杢(もく)と呼ばれる縞模様の輝きが変化するのが魅力。朝の自然光、夜のランプの灯り。時間によって表情を変える家具は、ただそこにあるだけで、見る人を飽きさせません。
04AGING
傷すらも「味」になる。
経年変化という贅沢
プリント化粧板の家具は、傷や剥がれができると下地が見えてしまい、補修が難しいことがあります。一方、天然木の家具は、使い込むほどに色が深まり、艶が増していく経年変化を楽しめます。
たとえ傷がついても、それは家族と過ごした時間の証。お手入れをしながら長く使い続けることで、新品のときとはまた違う、味わい深い家具へと育っていきます。
※天然木の経年変化とお手入れは、Vol.129 無垢材テーブルの経年変化を楽しむでもご紹介しています。
05SUMMARY
まとめ:
五感で味わう、豊かな暮らし
本物を知ることは、暮らしを豊かにすること。見て、触れて、育てていく楽しみは、天然木の家具ならではです。家具を選ぶときは、写真だけでなく素材の表記もチェックして、あなたの五感を満たす一台との出会いを楽しんでください。
※木の質感が写真にどう映るかは、Vol.142 家具は「背景」であるでもご紹介しています。
Vol.144 映画のような部屋の家具選び
映画の主人公のように暮らす
憧れのシーンを再現する家具選び
お気に入りの映画や海外ドラマを見て、「こんな部屋に住んでみたい」と憧れたことはありませんか?宮殿のような寝室、重厚な書斎、エレガントなドレッサー…。
日本の家だからと諦める必要はありません。家具選びのちょっとしたコツで、あなたの部屋を憧れの舞台に変えることができます。
01THEME
まずは「誰」に
なりたいかを決める
漠然と「おしゃれにしたい」と考えるよりも、「マリー・アントワネットのような王妃の部屋」や「英国紳士の隠れ家」など、具体的なテーマや主人公を決めるのが近道です。
テーマが決まれば、選ぶべき家具の色(白×金か、ダークブラウン×革か)や、デザイン(猫脚か、直線を基調とするか)が自然と定まります。
02ONE PIECE
日本の部屋でも叶う
「一点豪華主義」
映画のセットのように部屋全体をつくり込むのは大変ですが、視線が集まる場所を一か所つくるだけなら難しくありません。
DRESSER
部屋の一角にドレッサー
存在感のあるドレッサーをひとつ置けば、そこが部屋の主役に。
ARMCHAIR
窓際に一人掛けソファ
美しい一人掛けソファを窓際に置くだけで、絵になる一角が生まれます。
たったひとつの主役級の家具があるだけで部屋の空気が変わり、そこを中心に映画のようなシーンが生まれます。
※主役の家具を引き立てる部屋づくりは、Vol.143 好きな家具と暮らすミニマリズムでもご紹介しています。
03MIRROR & LIGHT
「鏡」と「照明」で、
空間に奥行きとドラマを
映画のインテリアに欠かせないのが、光と影の演出です。大きな装飾ミラー(ウォールミラー)を飾ると、光を反射して部屋が明るくなり、狭い部屋でも奥行きを感じさせてくれます。
また、シャンデリアやフロアランプのやわらかな光は、家具の彫刻を立体的に浮かび上がらせ、夜の時間をドラマチックに彩ります。
※大きなミラーは重量があるので、壁の下地に固定するなど、落下しないようしっかり取り付けましょう。シャンデリアのスタイルはVol.009 シャンデリアのスタイルと種類でご紹介しています。
04STYLE
憧れのスタイル別・
家具選びのヒント
18世紀のフランス宮廷で花開いた、曲線美が特徴のスタイル。白を基調に、ゴールドの装飾やピンクのファブリックを合わせて。猫脚の家具は欠かせないアイテムです。
ダークなマホガニー材や、ボタン留めの革ソファ(チェスターフィールド)で重厚に。書斎机やライティングビューローが似合う、知的な空間です。
※白を基調にしたロココ調の部屋づくりは、Vol.141 「白家具」の魔法でもご紹介しています。
05SUMMARY
まとめ:
自分の人生の主人公は、自分
毎日過ごす部屋は、あなたの人生という物語の舞台です。「少し派手すぎるかな?」と思うくらいの家具でも、置いてみれば案外なじむもの。個性豊かなクラシック家具で、憧れの世界観を現実にしてみませんか。
Vol.143 好きな家具と暮らすミニマリズム
断捨離のゴールは「何もない部屋」ではない
好きな家具と暮らすミニマリズム
「ミニマリスト」と聞くと、がらんとした部屋に小さなテーブルがひとつ…そんなストイックな光景を想像しませんか?
でも、物を減らす本来の目的は、捨てること自体ではなく、「大切なものを大切にする」ための余白をつくること。お気に入りの家具を主役にする、大人のための豊かなミニマリズムについて考えます。
01SIMPLE
「殺風景」と
「シンプル」の違い
物を減らしてすっきりさせるのは素晴らしいことですが、行き過ぎて暮らしの温かみまで手放してしまっては本末転倒です。ただ何もないだけの部屋は、きれいでもどこか殺風景で、落ち着かないもの。
目指したいのは、殺風景ではなく「洗練されたシンプル」です。そこには必ず、住む人の「好き」や、こだわりが感じられるアイテムがあります。
02SUBTRACTION
主役は「家具」。
それを引き立てるための引き算
美術館を想像してみてください。名画のまわりには余計なものが置かれておらず、広い余白がありますよね。インテリアも同じです。
美しい彫刻のソファや、猫脚のキャビネット。そんな主役級の家具があるなら、その美しさを際立たせるために、まわりの細々した雑貨を減らしてみましょう。物を手放すことは、大切な家具を輝かせるための引き算の演出なのです。
03ONE PIECE
一点豪華主義。
こだわりの家具が空間の質を上げる
物は少なくていい。その代わり、ひとつひとつの質にこだわってみる。収納ボックスをいくつも並べるより、つくりのしっかりしたチェストをひとつ置くほうが、部屋全体の印象はぐっと上品になります。
装飾性の高いクラシック家具は存在感があるので、数が少なくても部屋が寂しく見えにくいのも魅力。「これさえあれば満足」と思える家具に出会うことが、物を増やさず、散らからない部屋をつくる近道かもしれません。
※お気に入りの家具をひとつ迎える暮らしは、Vol.138 「丁寧な暮らし」は家具から始まるでもご紹介しています。
04STORAGE
収納家具で、
生活感を「隠す」美学
どうしても出てしまう生活用品は、美しい収納家具の中に隠すのが正解です。プラスチックのケースではなく、木の温もりを感じるサイドボードやチェストを選べば、収納そのものがインテリアになります。
SHOW
見せるもの
美しい家具と、厳選したお気に入りの小物だけ。
HIDE
隠すもの
日用品や書類、配線類は、扉や引き出しの中へ。
このメリハリが、大人の余裕を感じさせる空間をつくります。
※テレビまわりの配線やゲーム機の隠し方は、Vol.104 生活感を隠す!配線とゲーム機をスッキリ収めるテクニックでご紹介しています。
05SUMMARY
まとめ:
好きなものだけに囲まれる贅沢
不要なものを手放し、心から愛せる家具だけを残す。そうしてできあがった空間は、あなたにとって世界でいちばん居心地のよい場所になるはずです。これからの人生をともに過ごしたい、運命の家具を探してみませんか。
Vol.142 思い出写真が映える家具
家具は「背景」である
家族の思い出写真が映えるインテリアの重要性
子どもの誕生日、入学式、あるいは何気ない休日の朝。スマホのカメラロールに増えていく家族の写真を見返したとき、そこに写り込んでいる背景を意識したことはありますか?
主役の笑顔はもちろん大切ですが、その後ろにある家具やインテリアが美しいと、その記憶はいっそう鮮やかに、ドラマチックに残ります。
01BACKGROUND
10年後のアルバムで差がつく
「背景力」
プラスチックの収納ケースや、生活感のある雑貨が背景に写り込んでいると、せっかくの笑顔も少し残念に見えてしまうことがあります。反対に、背景に重厚なソファや美しいキャビネットがあるだけで、その写真はまるで映画のワンシーンのように。
「家具は暮らしの背景」。よい家具を選ぶことは、未来の自分たちが振り返る思い出を、美しく演出することでもあるのです。
02TEXTURE
写真にも伝わる、
木の質感
写真を通して見ても、素材の質感は意外と伝わるものです。表面がつるっと均一な家具は、光が当たると白っぽく照り返して平板に写りがち。一方、木目や彫刻の凹凸がある家具は、光と影が生まれ、写真に奥行きと温かみを添えてくれます。
たとえばマホガニーのような赤褐色の深い色合いは、写真全体を温かな雰囲気に。フラッシュを使わず、窓からの自然光で撮るのがおすすめです。
03PHOTO SPOT
「絵になるコーナー」を
ひとつつくっておく
部屋全体を完璧にする必要はありません。「ここで撮れば間違いない」というフォトスポットを、家の中に一か所つくっておきましょう。
CONSOLE
コンソール+ミラー+花
コンソールテーブルの上に鏡を掛け、季節の花を飾る。それだけで華やかな背景に。
ARMCHAIR
窓際のアームチェア
素敵なアームチェアを一脚、窓際に。自然光が入るので、ポートレートにぴったりです。
そこにお子さんやペットが座るだけで、まるでフォトスタジオのような一枚に。
※コンソールの飾り方はVol.135 コンソールテーブルの活用術、窓際のチェアはVol.139 窓際とチェアでつくる「自分だけの特等席」でもご紹介しています。
04TIMELESS
記憶の色褪せない、
タイムレスなデザインを
流行のデザインの家具は、数年後に見返したとき「ああ、あのころ流行っていたね」と時代を感じさせることがあります。一方、長く受け継がれてきたクラシックなデザインは、いつ見ても古さを感じにくいのが魅力です。
祖父母の代からあるような、変わらない価値をもつ家具と一緒に写る写真は、世代を超えて家族のつながりを感じさせてくれるはずです。
05SUMMARY
まとめ:
家具は、家族の歴史の証人
家具についた小さな傷も、写真と一緒に思い出話の種になります。Y-KAGUは、家具がただの道具ではなく、家族の成長を静かに見守る「証人」のような存在であってほしいと願っています。
あなたの家族の幸せな瞬間を、美しく彩る家具を選んでみてください。
※傷も味わいになる家具との付き合い方は、Vol.138 「丁寧な暮らし」は家具から始まるでもご紹介しています。
Vol.141 白家具が部屋を明るくする理由
「白家具」の魔法
部屋を明るくし、住む人の気持ちまで軽やかにする理由
白は、始まりの色。部屋に白い家具を置くと、不思議と清々しい気分になるものです。
根強い人気の「白家具(ホワイトファニチャー)」ですが、その魅力は単にかわいいからだけではありません。白家具が空間と気持ちにもたらすもの、そして大人の部屋にこそ取り入れてほしい理由をご紹介します。
01BRIGHT
部屋が広く、明るく見える
白の効果
白は、光をよく反射する色です。窓から入る自然光や照明の光を部屋に広げてくれるので、白い家具を置くと部屋全体がパッと明るい印象になります。
また、白は「膨張色」とも呼ばれ、実際より広がりを感じさせる色。白や明るい色の壁になじんで圧迫感が出にくいので、少し手狭な部屋や、日当たりがあまりよくない部屋こそ、白家具の出番です。
02FRESH
気持ちがすっと整う。
白がもつイメージ
白は一般的に、「清潔」「純粋」「始まり」といったイメージを連想させる色といわれます。洗いたての真っ白なシーツにほっとするように、白いインテリアに囲まれた空間は、すっきりと清々しい印象をくれます。
忙しい毎日を送る大人にとって、家は明日への活力を養う場所。白家具は、そんなくつろぎの空間づくりにぴったりです。
03CANVAS
どんな色とも喧嘩しない、
最高のキャンバス
「白だと汚れが目立つかも…」と敬遠されがちですが、実はコーディネートしやすいのも白家具の魅力。季節の花の色、クッションの柄、ラグの素材感。どんな色やアイテムを合わせても、白家具はそれらを美しく引き立ててくれます。
春はパステルピンクでやわらかく、夏はブルーで爽やかに。キャンバスに絵を描くように、季節ごとの模様替えを自由に楽しめます。
04DETAIL
大人の白家具は
「ディテール」で選ぶ
大人の部屋に白家具を選ぶときのポイントは、安っぽく見えないこと。つるっとした平板なデザインより、次のようなディテールのあるものを選ぶと、白でもぐっと上品に仕上がります。
CARVING
彫刻
手仕事を感じさせる彫刻は、白い塗装の上に繊細な陰影を生みます。
CABRIOLE
猫脚
エレガントな曲線が、白のやさしさをいっそう引き立てます。
SHABBY
アンティーク加工
少し使い込んだような風合いのシャビーシックなら、甘さ控えめに。
ロココ調の華やかさと、現代の暮らしになじむすっきり感。そのバランスを意識して選ぶと、甘すぎない大人の白い部屋に仕上がります。
05CARE
白家具を
長くきれいに使うために
白家具のお手入れのポイント
ふだんは柔らかい布で乾拭き。汚れは固く絞った布で拭き、すぐに乾拭きを
シンナーやアルコールなど、塗装を傷める薬剤は使わない
強い直射日光は、塗装の黄ばみや変色の原因に。カーテンで日差しをやわらげて
06SUMMARY
まとめ:
自分自身を大切にするための白
部屋を美しく整えることは、そこに住む自分自身を大切にすることと同じです。光をまとい、気持ちを軽やかにしてくれる白家具の魔法。あなたも、毎日の暮らしに取り入れてみませんか。
※部屋の色数の決め方は、Vol.137 ホテルライクな部屋の3つの法則でもご紹介しています。
Vol.140 ホームパーティーのインテリア術
欧米の文化に学ぶ
ホームパーティーを楽しむためのインテリア術
海外ドラマや映画で見かける、自宅に友人を招いてのホームパーティー。ハードルが高く感じるかもしれませんが、実は家具の配置とちょっとした演出だけで、誰もがリラックスできる空間はつくれます。
ゲストもホストも楽しめる、欧米流おもてなしインテリアの秘訣をご紹介します。
01LAYOUT
「テレビ」中心から、
「会話」中心のレイアウトへ
日本の多くの家庭では、ソファがテレビのほうを向いて置かれています。一方、欧米のリビングでは、ソファ同士を向かい合わせ(対面)にしたり、L字型に配置したりして、自然と人の視線が交わるようにレイアウトされていることがよくあります。
ゲストを招く日だけでも、ソファの向きを変えたり、一人掛けのチェアを斜めに置いて輪(サークル)をつくったりしてみましょう。お互いの顔が見える配置にするだけで、会話がぐっと弾みやすくなります。
02SERVING
動きやすく、取りやすい。
「サービング」のスペースを
ホームパーティーで、ホストがキッチンに立ちっぱなし…というのは避けたいもの。そんなときは、ダイニングテーブル以外の場所に配膳スペースをつくりましょう。
壁際のサイドボードやコンソールテーブルの上に、ドリンクやフィンガーフードをまとめて置いてセルフサービス形式に。ゲストが自由に動ける動線をつくることで、立食パーティーのような気軽で洗練された雰囲気が生まれます。
※飲み物を置くときは、トレイやコースターを敷いておくと天板の輪じみ防止になります。壁際の飾り台の使い方は、Vol.135 コンソールテーブルの活用術でもご紹介しています。
03CORNER
立ち話も絵になる。
コーナー(角)の使い方
人が集まると、メインの場所だけでなく、部屋の隅(コーナー)で少人数の会話が生まれることがあります。そんなときのために、部屋のコーナーにラウンジチェアを一脚と、小さなサイドテーブルを置いてみましょう。
ちょっと抜け出せる小さな居場所があることで、ゲストは窮屈さを感じず、思い思いの場所でくつろぐことができます。
※ふだんは自分の特等席として使えるコーナーのつくり方は、Vol.139 窓際とチェアでつくる「自分だけの特等席」でご紹介しています。
04LIGHTING
照明のマジックで、
非日常の夜を演出
雰囲気を決めるのは明かりです。パーティーのときは、思い切って天井のシーリングライトを消し、フロアランプやキャンドルの光で過ごしてみてください。
低い位置にあるやわらかな光は、お互いの表情をやさしく見せ、リラックスした親密な空気をつくり出します。ガラスや真鍮の家具があれば、光を反射してさらにきらびやかな空間に。
※人が行き来するパーティーでは、カーテンや布製品の近くに火を置かないよう注意を。LEDキャンドルを使うと安心です。
05SUMMARY
まとめ:
空間づくりが最高のおもてなし
おもてなしインテリアの4つのポイント
ソファやチェアは、顔が見える「会話中心」の配置に
サイドボードやコンソールを、セルフサービスの配膳台に
コーナーにチェアとサイドテーブルで、小さな居場所を
天井照明を消して、ランプやキャンドルの灯りで
豪華な料理を用意しなくても、家具の配置を少し変え、照明を落とすだけで、おもてなしの空間は完成します。クラシカルな家具に囲まれて、大切な人たちと語り合う豊かな時間を過ごしてみませんか。
※大人数のときに広げられるテーブルは、Vol.128 伸長式(エクステンション)テーブルの選び方でご紹介しています。













































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