コラム-家具の裏側・ストーリー
Vol.196 SDGsと家具。長く使うことが一番のエコであるという私たちの考え方
SDGsと家具。
長く使うことが一番のエコであるという私たちの考え方
手頃な価格で流行のデザインが手に入るファスト家具が身近になった現代。
引越しや模様替えのたびに家具を使い捨てるスタイルが定着しつつあります。
しかし、本当に豊かな暮らし、そして地球環境にとってのエコ(SDGs)とは何でしょうか。
今回は、使い捨て文化を見直し、「良いものを修理しながら長く使う」という、家具を通じたサステナブルな考え方をご提案します。
INDEX
1. 使い捨ての「ファスト家具」がもたらす代償
手軽に買える安価な家具は、引越しやライフスタイルの変化に合わせて気軽に買い替えられるというメリットがあります。
一方で、その裏側では毎年大量の家具が粗大ゴミとして廃棄されている現実があります。
短いサイクルでの大量生産・大量消費・大量廃棄は、貴重な木材資源を消費し、焼却による環境への負荷を増大させているのです。
2. 「長く使うこと」が一番のサステナビリティ
SDGs(持続可能な開発目標)と聞くと、リサイクル素材を選ぶことなどを思い浮かべるかもしれません。
しかし、インテリアにおいて最も本質的で効果的なエコは「ひとつの家具を長く愛用すること」です。
10年で3回買い替える家具よりも、30年、さらには次の世代まで使える本物の家具をひとつ選ぶこと。
製造や輸送、廃棄にかかるエネルギーを最小限に抑えることこそが、究極のサステナビリティ(持続可能性)と言えます。
3. 修理して受け継ぐ、ヨーロッパの豊かな家具文化
クラシック家具の本場ヨーロッパには、祖父母から親へ、親から子へと、家具を修理しながら代々受け継いでいく素晴らしい文化が根付いています。
伝統的な技法で作られた家具は、もともと修理することを前提に設計されています。
フレームさえしっかりしていれば、座面の生地を張り替えたり、傷を磨き直したりするメンテナンスが可能です。
壊れたら捨てるのではなく、直して使い続けることで、家具には家族の歴史と愛着が刻まれていきます。
「壊れたら捨てる」のではなく「直して使う」。それが本物の家具の価値です。
4. 無垢材や本革。時と共に「育つ」素材を選ぶ
長く使える家具の条件は、ごまかしのきかない上質な素材で作られていることです。
木目が印刷されたプリントシートの家具は、表面が剥がれるとみすぼらしくなってしまいますが、マホガニーなどの無垢材や本革は、使い込むほどに深い艶を増し、味わい深いヴィンテージへと変化します。
年を重ねるごとに美しく育つ素材を選ぶことが、結果的に環境を守ることに繋がります。
5. まとめ:未来の地球と、自分を満たすための選択
「良いものを長く使う」という選択は、地球環境への配慮であると同時に、あなた自身の毎日の暮らしを豊かに満たしてくれる選択でもあります。
使い捨てる消費から卒業し、共に年月を重ねていける一生モノの家具をお部屋に迎えてみませんか?
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